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低侵襲脊椎手術、腰椎OLIF手術後のケージ沈下とは?―原因と予防法を専門医が徹底解説
【OLIF手術とは?腰椎疾患における新しい選択肢】
腰の手術と聞くと、多くの方が「怖い」「大がかり」といったイメージを抱くかもしれません。
しかし近年では、体への負担を抑えた"低侵襲脊椎手術MIST"が進化しています。
その代表が「OLIF(側方椎体間固定術)」です。
この手術は、お腹側から背骨の間に人工ケージを挿入し、椎体の固定や神経圧迫の改善を図る方法です。
OLIFの特徴は、神経に直接触れることなく、椎間板の高さを取り戻すことで間接的に神経の圧迫を解放する"間接除圧"です。
手術後の痛みが比較的少なく、回復が早いというメリットがあります。
しかし、このOLIFにも注意すべき合併症が存在します。
その代表が「ケージ沈下(subsidence)」です。
【ケージ沈下とは?OLIFで起こる可能性とその影響】
ケージ沈下とは、挿入したPEEKケージが背骨の骨(椎体終板)にめり込んで沈み込んでしまう現象を指します。
これはレントゲンやCT画像で確認でき、術後早期に発生することも珍しくありません。
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