設備紹介
医療用ナビゲーションシステム

医療用ナビゲーションシステムとは、手術中に特殊な器具・機械を用いて、現在手術を行っている場所を3次元的に確認するためのシステムです。当院では、このナビゲーションシステムを股関節の人工関節全置換術(THA)、及び一部の脊椎手術に使用しています。
手術用ナビゲーションシステムは、医師が使っている器具の先端が患者さん上のどこに位置するかを手術中に確認することが出来る装置です。車のカーナビとよく似た原理を応用しており、手術器具が患者さん上のどこを走っているか、また器具の周辺はどのような構造が存在するかをリアルタイムに示してくれるので神経や血管などの重要な組織を傷つけることなく手術が行えます。
1.5T MRI

<1.5T MRI装置を導入>
MRI装置とは、非常に強力な磁石の力(磁場)と電波を使用して、脊椎や膝、肩などといった患者様の体内の様子を画像化する装置です。X線を使用せずに検査が行えるため、被爆は無く、痛みも無い検査です。患者様は寝台に寝て頂くだけで検査を行うことができます。
本院では、最新型1.5T MRI装置を導入致しました。
検査中は少し大きな音が出ますが、人体には何も影響はございませんので、安心して検査を受診されて下さい。
マルチスライスCT

CTとはコンピューター断層撮影装置(Computed Tomography)の略です。
体にX線を照射し、透過したX線量の差をデータとして集めコンピューターで処理することにより、体の内部を画像化する検査です。
このマルチスライスCT(MDCT)は管球が螺旋状に動いて撮影します。また検出器が4列搭載されていますので瞬時に4断面の画像情報を得ることができます。そのため従来のCT装置に比べ、短時間に広範囲の画像情報を得ることができ、患者様の負担が軽減できるようになりました。
画像においても、最小で0.5mmスライスの薄いスライスでの撮影になりますのでより高画質で精密な連続画像が得られ、より正確な診断情報が得られるようになりました。また、連続した画像情報が得られることで、3D(三次元画像)やMPR(多断面再構成像)などの作成もできるようになり、より多くの画像診断情報を提供できるようになりました。
Discovery X線骨密度測定装置

骨に鬆が入り、腰痛や骨折の原因となる骨粗鬆症は高齢の方、特に女性の方に多い病気です。診断には正確な骨密度の測定が必要です。
主な医療機器
- 磁気共鳴画像撮影装置(MRI1.5T)
- 画像診断用モニターシステム
- X線透視撮影装置(DR)
- マルチスライスCT
- 骨密度測定装置(全身用)
- 断層撮影装置
- 手術用顕微鏡
- 手術用ナビゲーションシステム
- X線ポータブル装置(OP)
- 心臓超音波装置(エコー)
- デジタル超音波診断装置
- 心電図
- 生化学自動分析装置
- 血液ガス測定装置
- 自動血球計数装置
- スパイロメーター
- Dダイマー測定装置
- HbA1Cアナライザー
- 各種物理療法機器 等