設備紹介
ナビゲーションシステム
医療用ナビゲーションシステムとは
手術中に特殊な器具・機械を用いて、現在手術を行っている場所を3次元的に確認するためのシステムです。 当院では、このナビゲーションシステムを股関節の人工関節全置換術(THA)、及び一部の脊椎手術に使用しています。脊椎手術では、重要な血管や神経が手術部位の近くに位置していることもあり、手術の危険性を最大限に回避するためには器具の位置を確認しながら手術を進めていくことが重要になります。
手術用ナビゲーションシステムは、医師が使っている器具の先端が患者さん上のどこに位置するかを手術中に確認することが出来る装置です。車のカーナビとよく似た原理を応用しており、手術器具が患者さん上のどこを走っているか、また器具の周辺はどのような構造が存在するかをリアルタイムに示してくれるので神経や血管などの重要な組織を傷つけることなく手術が行えます。
さらに当院ではアイソセントリックイメージングシステムを導入してナビゲーションシステムと接続しています。 これは手術中に患者さんの患部の立体的な画像を撮影することが出来る装置で、ナビゲーションシステムを接続することで手術中に撮影した、患者さんの立体的画像を使って器具の位置を確認することが可能となりました。 当院では、2種類の最新医療機器を装備して、より安全な手術を行っています。
ナビゲーションの利点
ナビゲーションの手順
ナビゲーションシステムを使用するにあたり、下記のような手順をとります。
- 患者さんに、位置を示す基準フレームを取り付け、前後・側面の画像を撮像します。
- 撮像した画像がナビゲーションシステムに転送され、ナビゲーションが可能となります。