成尾整形外科病院

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アキレス腱断裂は手術すべき?保存療法との違いを徹底比較

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アキレス腱断裂の最新治療法とリハビリ:再発を防ぐために知っておきたいこと

アキレス腱断裂は、スポーツや日常生活中の急な動きで発生しやすいケガです。特に30代から50代の男性に多く、ジャンプやダッシュの瞬間に「バチン!」という音とともに断裂することが特徴です。

今回は、最新の治療法、リハビリの流れ、再発を防ぐポイントについてわかりやすく解説します。


【1. アキレス腱断裂の原因と症状】

 こんな瞬間に起こる!アキレス腱断裂の主な原因

アキレス腱断裂は、主に以下の原因で発生します。

  • スポーツ中の急な動作:ジャンプやダッシュ、急な方向転換などで腱に強い負荷がかかります。
  • 腱の老化:加齢とともに腱の柔軟性が低下し、断裂しやすくなります。
  • 持病の影響:糖尿病や高コレステロールは腱の質を低下させる原因となります。
  • 過度な運動やトレーニング不足:運動前のストレッチ不足や過度なトレーニングもリスクを高めます。

 症状を見逃さない!アキレス腱断裂のサイン

  • 「後ろから蹴られたような感覚」
  • ふくらはぎやかかとの強い痛み
  • 歩行困難やつま先立ちができない
  • 断裂部にくぼみができる

これらの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。


【2. 治療法の選択肢:保存療法と手術療法】

 2つの治療法の違いを理解しよう

アキレス腱断裂の治療には「保存療法(非手術)」と「手術療法」の2つがあります。

1. 保存療法(非手術)

  • 方法:ギプスや装具で足首を固定し、自然治癒を促す方法。
  • 対象:高齢者や運動量の少ない人に適しています。
  • 利点:手術に伴う感染リスクを回避できる。
  • 欠点:再断裂のリスクが手術療法より高い。

2. 手術療法

アキレス腱断裂.jpgアキレス腱断裂術後.JPG

  • 方法:断裂した腱を直接縫合する方法。
  • 対象:スポーツ選手や活動的な若年層に推奨。
  • 利点:再断裂率が低く、早期回復が期待できる。
  • 欠点:手術に伴う感染や神経損傷のリスクがある。

近年では、傷口を小さくする低侵襲手術(MIS:Minimally Invasive Surgery)も注目されています。これにより、回復が早く合併症のリスクが低減されると報告されています。


【3. リハビリと再発予防:治療後の過ごし方】

 治療後のリハビリステップ

治療後のリハビリは、回復を早め再発を防ぐ重要なプロセスです。一般的なリハビリの流れは以下の通りです。

  • 初期(0〜2週間):ギプス固定と安静。痛みの管理が中心。
  • 中期(2〜6週間):軽いストレッチと関節可動域(ROM)訓練開始。
  • 後期(6〜12週間):筋力強化とバランス訓練。
  • スポーツ復帰(3〜6ヶ月):競技復帰に向けた負荷を徐々に増加。
  •  再発を防ぐためのポイント
  • 十分なウォーミングアップ:運動前のストレッチで腱を柔軟に保つ。
  • 適度な運動:過度な負荷を避け、段階的に運動量を増やす。
  • バランスの取れた食事:腱の健康維持に必要な栄養素(ビタミンC、コラーゲンなど)を摂取。
  • 適切な靴の選択:クッション性の高いシューズを選び、腱への負担を軽減。

 まとめ:最適な治療法を選び、再発を防ごう!

有酸素運動ランニング.JPG

アキレス腱断裂は早期発見と適切な治療が回復を左右します。保存療法と手術療法のどちらを選ぶかは、年齢や活動レベル、健康状態に応じて決定されます。

治療後は段階的なリハビリを行い、再発を防ぎながら健康な生活を取り戻しましょう。正しい知識と適切なケアで、アクティブな生活を再び楽しむことが可能です!

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