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黄色靱帯骨化症はプロ野球選手の投手に多い!その2
プロ野球選手にも発症する「黄色靱帯骨化症」とは?その2
黄色靱帯骨化症(OYL)は、脊椎の黄色靱帯が骨化することによって脊髄や神経を圧迫し、麻痺やしびれを引き起こす病気です。この疾患は通常、中高年の男性に多く見られるものですが、野球選手のようなアスリート(特に投手)にも発症することが報告されています。
若い野球選手に多いOYLの特徴
一般的にOYLは加齢に伴う退行性変化が原因とされますが、野球選手の場合、特に投手に発症が多いとされています。野球の投球動作は肩から背中にかけて強い捻りが加わるため、黄色靱帯に対する局所的なストレスがかかり続けます。これが靱帯の骨化を促進する原因の一つだと考えられています(加藤欽志 野球選手の腰部障害に取り組んで-腰椎分離症と黄色靭帯骨化症について- Sportsmedicine 201 8 NO.204)
予防と早期発見の重要性
野球選手に限らず、身体に負担のかかるスポーツを行うアスリートは、背部や下肢のしびれや痛みを感じた際には、早めに医師の診察を受けることが重要です。OYLは進行すると麻痺を引き起こすこともあり、手術が必要になる場合もあるため、症状の初期段階での早期発見がカギとなります
早期発見が重要ですが、胸椎に発症しやすい黄色靱帯骨化症は腰椎疾患と誤診され見逃される恐れがあります。胸椎疾患の診断には星地先生の名著「Critical Thinking」にアルゴリズムが記載されております。下肢の腱反射亢進を見逃さないことが重要です。
結論
黄色靱帯骨化症は、年齢に関係なく発症する可能性があり、特に投手など背中に負担のかかる動作を繰り返す野球選手では発症リスクが高いと言えます。アスリートとしてのパフォーマンスを維持するためにも、背部痛やしびれを無視せず、早期診断と適切な対応を心がけることが大切です。
黄色靱帯骨化症のプロ野球選手への影響について解説しました。野球ファンや選手にとって、適切なケアがどれほど重要かを知ってもらえる機会になれば幸いです。
先日、大学の同級生と甲子園球場へ行って、阪神タイガースの試合を観戦しました。黄色靱帯骨化症で手術を行われた、湯浅選手の少しでも応援になればと思い、タオルを購入しました。(カードも湯浅選手が当たりました!!)
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