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椎間板内酵素注入療法の論文がPublishされました!
椎間板内酵素注入療法は2018年に保険適応となった、腰椎椎間板ヘルニアに対する新たな治療法です。保険適応から5年経過し、国内でも学会の発表や論文がpublishされてきております。当院でも2024年4月より椎間板内酵素注入療法を開始しており、現在334症例の治療経験があります。(2024年3月末まで)
学会発表に関しては、当院でも脊椎脊髄病学会をはじめ、日本腰痛学会、西日本整形外科学会、熊本整形外科医会など全国学会から地方学会などで発表し治療成績を発信しております。2024年6月にも第104回熊本整形外科医会で「高齢者(60歳以上)に対する椎間板内酵素注入療法は有効か?」と高齢者の治療成績を発表してきました。最近では当院での椎間板内酵素注入療法について見聞きして県外から治療を希望されて受診される患者さんもいました。
今回は当院から椎間板内酵素注入療法についての論文がpublishされたので紹介します。
2020年4月1日から2023年3月31日の間に椎間板内酵素注入療法を施行した283人の患者さんの治療効果についての報告です。治療翌日から症状を改善させ治療効果がでることを報告しております。椎間板内酵素注入療法によって従来なら手術を要した患者さんが椎間板内酵素注入療法で手術を回避できる低侵襲な治療であることを報告しております。
Title: Immediate Effects, Detailed Clinical Outcomes and Prognostic Factors of Chemonucleolysis Using Condoliase for Lumbar Disc Herniation
Open Access(無料)ですので、興味のあるかたは一度、論文を読んでみて下さい。
愛知県の藤田医科大に脊椎内視鏡手術の研修に行きました。愛知といえば味噌カツですね。
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