脊椎脊髄外科専門医基幹研修施設になりました！！

新年度となり、新たな脊椎外科医の仲間が加わり、脊椎外科の診療がさらに充実しました。

また2021年4月1日より日本脊椎脊髄病学会から脊椎脊髄外科専門医基幹研修施設に成尾整形外科病院が認定されました。

脊椎脊髄外科専門医基幹研修施設とは脊椎脊髄外科医を目指す、若手の整形外科医が脊椎脊髄の専門医となるために必要な修練施設となります。

基幹研修施設となるためには

1. 脊椎脊髄外科手術が3年間連続として、100例/年以上あること。
2. 教育研修指導医である日本脊椎脊髄病指導医が常勤していること。
3. 日本整形外科学会あるいは日本脳神経外科学会認定研修施設であること。
4. 施設に所属する医師が筆頭演者として日本脊椎脊髄病学会あるいは日本脊髄病学会の学術集会に3年間で１回以上の発表あるいは講演していること。

以上の4つの厳しい基準をクリアした施設にのみ認められます。

また、指導医のもとで常に患者の治療責任を持てる環境にある病院および十分な脊椎脊髄手術の訓練ができる研修制度、環境を備えた病院であることが付帯条件として定められています。

 

熊本県内の脊椎脊髄外科専門医基幹研修施設は大学病院をはじめてとした、公的病院のみでした。2021年4月1日をもって、熊本県内の民間病院としては成尾整形外科病院が初めての脊椎脊髄外科専門医基幹研修施設となります。

認定基準として最もハードルがあるのが、学会発表、講演ではないかと思います。

アベルは、臨床での疑問や臨床成績について、学会発表をときおり行ってきました。今回の認定にもアベルの発表が役に立ちました。(笑)

　じつは、以前いた施設でもアベルの発表で認定施設となっております。熊本県内2/4すなわち、50%がアベルの発表で認定施設となっているのが、ちょとした自慢です。(笑)学会発表してきて、少しでも役に立てて、よかったと思います。

　学会発表には時間も労力もかかり大変だな～と思うこともありますが、これからもさらなる臨床成績の改善、患者さんの満足度が上がり、信頼される病院となるよう、学会発表も継続していきたいです。