成尾整形外科病院

脊椎外科(腰・首・肩・手足)・関節外科(肘・膝・股関節)を中心とした整形外科専門病院

よく行われる手術

顕微鏡下椎間板摘出術

顕微鏡下椎間板摘出術(MD法)とは

従来より椎間板ヘルニアの手術は、5cm程の皮膚切開を行い、肉眼や手術用ルーペを用いて、椎弓の間からヘルニアを摘出するLOVE(ラブ)法という術式が主流であり、現在も行われています。
これを、手術用顕微鏡を用いて3cm程度の小さな切開で行う方法をMicro-LOVE(マイクロラブ)法と言います。
当院では低侵襲手術のひとつとして、内視鏡下ヘルニア摘出術の他に、顕微鏡下ヘルニア摘出術を、「MD法」といわれる従来の顕微鏡下手術よりも、更に小さな切開で行う手術も行っております。
約2cmの皮膚切開を加え、「METRx-MDチューブラーレトラクター」という、直径16または18mmの円筒状開創器を挿入設置し、ヘルニアをとる手術です。
手術時間は30分~1時間程度です。
顕微鏡の特徴である拡大された鮮明な3次元視野のなかで安全に手術を行うことができ、創が小さく、筋肉への侵襲も小さいため、出血、創の痛みも少なく手術翌日より歩行が可能です。