
成尾整形外科病院は脊椎疾患の専門病院として、25年間、多くの患者さんを診て参りましたが、レントゲン写真の累積数は相当な量となります。法的には5年間保存すればよいのですが、再来の時の参考、学会等の発表などにも貴重な資料となり、病院の財産として「脊椎のX線写真はすべてを大切に保存」してまいりました。しかし、その保管場所には多くのスペ-スをとるようになり、問題になりました。過去いろいろ検討してまいりましたが、現在、安価で、手軽にできる保存法を確立して、実施致しておりますので、皆さまの参考になればと掲示致します。 大きな施設の病院ではX線写真の記録には、デジタルラジオグラフィシステム、を導入されているところもあるでしょうが、価格が数百万を越える程の高額機器です。当病院では、50万円程度の価格で始めました。
その方法は、市販のデジタルカメラ230万画素で、これまた市販のライトBOXの上に乗せたX線写真を写してコンピュータに記録するだけ。
記録する際は患者さん毎にフォルダーを作成して「氏名とカルテNo」の名前をつけて、この中に保存。X線写真約4千枚で、650Mb程度になります。650Mbほどの写真が集まったところで別に検索用のフォルダーを作り、その中にフォルダーのエイリアス(あるいはショートカット)を作って入れます。フォルダー名には氏名とカルテ番号がついていますので、これを検索の対象にします。その後、写真集として1枚のCD-Rに保管。このようにして写真集1、2,3・・・として、X線の写真集であるCD-Rを作成していきます。念のため同じ写真集を3部作成し、別々の場所に保管しています。写真集2号からは、以前の写真集の検索用フォルダを残すようにしています。最新の写真集の検索フォルダを使えば、それまでの写真がどこにあるのか検索できる原理です。
検索方法
X線の写真集が1、2、3・・・と、出来あがるにつれその検索法も大事。CD-Rが10枚出来たら、その記録容量は X線写真にして約4万枚(6.5 GB)になります。
このなかからお目当ての患者さんを探しだすのに、皆さん苦労されています。私たちの方法は特別なソフトや技術を必要としません。フォルダの名前に氏名と、カルテNoが入っていますから、フォルダの名前を検索すればいいわけです。
検索フォルダーにはいっているエイリアス(ショートカット)集を、マッキントッシュやウインドウズの標準検索機能で検索します。
写真がデジタル化済みでCD-Rにあれば、保存先写真集No.....が解ります。すぐに目的のCD-R集を挿入出来ます。
結果
現在までにCD17枚作成して参りましたが、1台のカメラと1枚のスマートメデイアで、約X線写真6万枚を作成できました。倉庫スペースの約2坪分が、CD(12CmX10CmX30Cm)に収めることができています.これなら医局の本棚にも置く事が出来ます。他にも数多くのメリットがあり、ここでは御紹介しきれませんので、興味のある方はホ-ムペ-ジの「よくある質問とBBS」のコーナーよりお願いします.
機材紹介
カメラ Fuji FinePix2700(230万画素)
PC Power Macintosh G3
CD-RW RICOH、 KERNEL(PC CardReader)
カメラスタンド(写真用品)
ライトパネル CABIN
以上総計50万円程度
成尾整形外科病院 担当 山城
成尾整形外科病院 〒862-0958 熊本市 岡田町12-24 電話 096-371-1188