はくざん 通信   第21号 2002.2.14   ホーム  はくざん通信の目次に戻る 


中高年からの健康エクササイズ(1)
    1)持久力
    2)筋力
    3)バランス
    4)柔軟性


中高年からの
健康エクササイズ(1)
 院長 小柳英一

 健康で長生きしようと言う人が増えています。すでにアメリカでは「抗加齢医学」と言われる学問があります。これは病気にならない、歳をとらない、死なないを目標に、100歳まで楽しく生きようというものです。
 日本でもこれからは高齢者の医療費負担も増え、うかうか病気にもなっておれません。今のうちに健康な体を作っておきましょう。
 1)持久力、
 2)筋力、
 3)バランス、
 4)柔軟性、

が要点です。今回は前半の 
 
1)持久力運動、
 2)筋力運動、

  についてお話します。

 
1) 持久力運動
  心、肺機能を改善し、肥満解消、足・腰の強化にもなります。ウォーキング、ジョギング、スイミングなどがあります。1日5〜10分から始めて30分以上出来るよう、ゆっくりと強化していきます。毎日行ったほうがよいでしょう。運動の前後に準備運動、整理体操を行います。

2) 筋力運動
  筋力、体力をつけ自立性をたかめます。
  以下の図で、@〜Cはダンベル等を利用していますが、軽いものを使用します。運動中呼吸を止めないで下さい(血圧の上昇につながる)。すべての筋について週2回以上行うが、2日以上連続しないようにしましょう(筋力回復のため:★超回復(末尾参照))。


運動の実際
@ 腕の横あげ運動(肩の筋力強化)
椅子に腰掛け背筋を伸ばす。手のひらを内側にむけ体の両脇におく。ゆっくり肩の高さまであげ、休止してゆっくりもとにもどす。8〜15回繰り返す。
             筋力運動
A 腕の前あげ運動
  (肩の筋力強化)
  姿勢は同じ。手のひらを  上に向けながら肩まであ  げ、ゆっくりもどす。
            筋力運動
B 二頭筋運動
  (上腕前面筋の強化)
姿勢は同じ。肘を曲げ手のひらが肩のほうへ向くようにする。左右交互に行なう。
            筋力運動

C 三頭筋運動(上腕後面筋の強化)
手のひらを内側に向けたまま腕を天井のほうへ高くあげる。反対の手で上腕を支え肘を曲げ肩の後方へ来るようにする。肘を伸ばして手を上げる。8〜15回繰り返し、手を変えて行う。
            エクササイズ     エクササイズ

D 腰浮かし運動
  (肩が挙がらない人の三頭筋強化)
肘掛け椅子に座る。両腕で体を持ち上げる。
          エクササイズ      エクササイズ

E 椅子からの立ち上がり運動
  (腹筋と大腿筋強化)
  背もたれの下に枕をおく。浅く腰掛け背  筋を伸ばしてもたれかかる。手を使わず  腹筋を使い上体を起こす。そのままゆっ  くり立ち上がり、ゆっくり腰掛ける。
  これ以降の運動は、慣れてきたら足首に  重り(アンクルウエイト)をつけて行う。
         椅子からの立ち上がり運動  椅子からの立ち上がり運動  椅子からの立ち上がり運動 

F 膝伸ばし運動
  (大腿、下腿前面の強化)
背もたれに体をあずける。膝を伸ばしながら床と平行になるまであげ、足首を背屈する。
        膝伸ばし運動  

G かかとあげ(背伸び)運動
(足首とふくらはぎの強化)
まっすぐに立ちテーブル又は椅子の背もたれにつかまる。出来るだけ踵をあげつま先で立つ。慣れたら片足で行う。
            運動

H 膝曲げ運動
(大腿後方の強化)
立ち方は同じ。膝を曲げふくらはぎを大腿の裏につける。股関節は曲げない。ゆっくり元にもどす。
          膝曲げ運動

I もも(膝)あげ運動
(大腿前面とヒップ強化)
立ちかたは同じ。体は直立のまま膝を胸のほうへ出来るだけあげ、ゆっくりもとにもどす。
          もも(膝)あげ運動


J 脚の後ろあげ運動
  (臀部と下部背筋強化)
背筋を伸ばし45度前傾する。脚を伸ばしたまま後方へあげる。ゆっくりもとへ戻す。
            脚の後ろあげ運動

K 脚の側方あげ運動
(ヒップと大腿側方筋強化)
つま先を前方へ向けたまま脚を横へ15〜30cmあげる。ゆっくりもとへもどす。
          脚の側方あげ運動
      


今まで述べてきた、
 1)持久力、
 2)筋力、増強に加え、
 3) バランス訓練、
 4) 柔軟体操(ストレッチ)
 を加えると、より健康な体つくりができます。次号では、後半の2つのテーマについてお話いたします。
 中高年からの健康エクササイズは、鍛錬しようと気負わずに、無理をせず楽しみながら続けられますよう、お勧めします。 

★超回復(ちょうかいふく):ウエイトトレーニングは、一度行うごとに筋肉に小さな傷を作ります。傷ついた筋肉は、自ら修復を試みます(48〜72時間程度) 。 この間筋力トレーニングを休んでおきましょう。この過程を経て初めて筋肉は鍛えられます。

                                      花


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