はくざん 通信   第20号  2001.10.10   ホーム  はくざん通信の目次に戻る 


ミエログラフィー(脊髄腔造影)でわかる代表的な病気
A.椎間板ヘルニア
B.脊柱管狭窄症
C.脊椎分離症・すべり症


ミエログラフィー(脊髄腔造影)でわかる代表的な病気
ミエログラフィー(脊髄腔造影)は背骨(脊椎骨)の中を通る神経の様子をみる検査です。
脊髄の神経は脊柱管の中にあり、チューブのような、じょうぶな膜(硬膜)に包まれて、脳脊髄液の中に浮かんでいます。ミエログラフィーは、この脳脊髄液の所に、レントゲンに写る造影剤を入れて、形の変化を調べます。下の図は腰椎の解剖と、いろいろな変化を示します。


脊椎の図 CTで見える模式図 ミエログラフィー 
ほぼ正常のミエログラフィー

ミエログラフィー(脊髄腔造影)で分かる代表的な病気

A.椎間板ヘルニア
 脊椎骨の間にある椎間板の変性により、後方に突出してきた椎間板の一部(髄核や線維輪)が、神経(根)を圧迫するために痛みがでる。若年者に多い。

  
CTミエログラフィー CTミエログラフィー(左図)で、下の硬膜管は椎間板(灰色部)により圧迫されている。(矢印)で示す。
上図はほぼ正常部
下図はヘルニア部
椎間板ヘルニア模式図
 椎間板ヘルニア側面像  椎間板ヘルニア正面像
 実際の写真 側面像     正面像



B.脊柱管狭窄症
 いろいろな原因で、硬膜のチューブに包まれた脊髄の神経が通る場所(脊柱管)が狭くなってしまい、腰下肢の痛みやしびれ、歩行障害が起こる(歩き始めはよいが長く歩けない)。高齢者に多い。

CTミエロ、脊柱管狭窄症

 CTミエログラフィー(上図)で、下図の硬膜管は椎間関節・黄色靱帯・後縦靱帯などにより圧迫されている。(矢印)で示す


脊柱管狭窄症 模式図

上図は、病変部を正常部と比較して、模式的に示しています

     実際の写真脊柱管狭窄症 ミエログラフィー

C. 脊椎分離・すべり症
  脊椎変性性(せきついへんせいせい)すべり症

   すべり症の模式図脊椎分離・すべり症  脊椎は上下に繋がっていますが、下の脊椎からみて、上の脊椎のほうが前にずれる(すべる)病態です。神経が圧迫されやすく、立位や歩行で、痛みやしびれを生じます。

脊椎分離・すべり症


               実際の写真
脊椎分離・すべり症

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